米俳優ジョージ・クルーニー(56)が、妻アマルさん(39)の出産予定日が近いことを理由に5月28日にアルメニアの首都エレバンで開催された人権や人命の保護に貢献した人物に贈られるオーロラ賞授賞式を欠席した。

 アマルさんは双子を妊娠中で、6月出産予定と伝えられている。クルーニーは授賞式にビデオメッセージをよせ、「本来ならそこにいるはずでしたが、もし僕が出席している間に妻が双子を出産してしまったら、2度と家に帰れなくなってしまうので」とジョークで会場を和ませた。

 選考委員の1人を務めるクルーニーは、昨年の授賞式にも出席していた。また、人権派弁護士のアマルさんはトルコ人政治家によるアルメニア人虐殺否定発言を巡る裁判でアルメニア側の弁護を務めた縁の深い国だけに、米メディアは今回の欠席は出産が間近である証だと伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)