米女優クロエ・グレース・モレッツ(20)が、声優として参加した韓国の新作アニメ映画「レッド・シューズ&ザ・7ドワーフス」の宣伝ポスターに激怒していることが明らかになった。問題となったのはモレッツが白雪姫の声を演じたパロディ作品で、スレンダーな白雪姫の隣にぽっちゃりした白雪姫が並ぶイラストに「もし白雪姫が美しくなくて、7人の小人がこんなに小さくなかったら?」とのキャッチコピーがついている。先月末に南仏で開催されたカンヌ国際映画祭でお披露目された看板は、「太っている=醜い」と受け取られるとして物議を醸していた。

 これに対してモレッツは、「私も皆と同じように驚いて怒りを覚えている。この宣伝は私や私のチームは承認していない」とツイッターでコメント。細いことが美であると幼い子供たちに誤解を与えるような表現に抗議した。一方で、この作品に出演した理由については、「美しい脚本だから声優として参加したの。映画全体を見てほしい。若い女性に力を与える内容で、私も共感しているから」とコメントしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)