藤原竜也(34)主演のTBS系連ドラ「リバース」(金曜午後10時)の9日第9話の平均視聴率が10・4%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べでわかった。前週第8話は7・5%だった。  

 平凡な会社員が、10年前の友人の死の真相を探るミステリーで、原作は今年デビュー10周年を迎えた人気ベストセラー作家・湊かなえ氏の同名小説。“イヤミス(=読んで嫌な気分になるミステリー)の女王”が描く友情、贖罪、美しき愛の物語を、豪華キャストで描く。謎に次ぐ謎で、次週が気になる展開は、まさに湊かなえ氏の真骨頂だ。

 第9話は、小笠原(武田鉄矢)という新たな犠牲者が出てしまった。不安を感じる深瀬(藤原竜也)の元に脅迫メールが届く。告発文の送り主はすでに正体が明かされたはずだが、脅迫メールを送ってきたのは別の誰かなのか。事故現場で不審な行動をとっていた村井(三浦貴大)は、皆の前で重い口を開く。そして、警察署に出頭してきた美穂子(戸田恵梨香)は、深瀬に対し思いがけない言葉を投げかける、という内容だった。

 いろいろな謎が、これまでの伏線とつながって、事件の真相があきらかになってきた。次週はいよいよ最終回となる。