綾野剛(35)が主演した15年TBS系連続ドラマ「コウノドリ」の続編が10月から再び連続ドラマとして放送されることが21日、分かった。ちょうど2年ぶりとなる第2シリーズ(金曜午後10時)には、前作に続いて松岡茉優(22)吉田羊(年齢非公表)坂口健太郎(25)星野源(36)大森南朋(45)らが共演する。

 作品は出産の医療従事者と患者のヒューマンドラマで、今回の舞台は前作の2年後の設定。綾野演じる主人公は、冷静な仕事ぶりで患者にも寄り添う産婦人科医だが、謎多き天才ピアニストでもあるという2つの顔を持つ鴻鳥(こうのとり)サクラ。クールな印象の強い綾野が柔らかく優しい表情を見せながら難役を演じきり、視聴者からの反響も大きかった。

 続編決定について「素直にうれしいです」と喜んでおり、「みんなが主役と言っても過言ではない方々が集まるので、視聴者の方々は、前作以上の期待で見てくださると思います。その期待に応えられるような、しっかり強度のある作品を届けなくてはいけないと思っています」と意気込んでいる。続編については前作終了直後にプランが浮上していた。綾野は「1年以上前から続編が決まっていたので僕の中では『コウノドリ』はずっと生き続けていた」と話す。

 共演陣の充実ぶりも綾野にとって心強い。星野は昨年の同局系で大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に主演、モデル出身の坂口も俳優として注目され、急成長を遂げている。