俳優長谷川博己(40)が放送文化基金賞の演技賞を受賞し、4日、都内の贈呈式に出席した。

 放送文化や技術の向上に貢献した個人や団体を表彰する。長谷川は昨年9月放送のNHK「夏目漱石の妻」での漱石の演技が評価された。長谷川は「本当にうれしいです」と2度繰り返してあいさつし、喜びを表現した。漱石の資料やゆかりの現場に足を運び、緻密な分析をして臨んだ。長谷川は「演じていると、ふと異界に入ったような、そのキャラクターに入り込んだような感覚になりました。演じていて、そんな感覚になることは、なかなか無いことですが、今回は何回もありました。役者としてはすごく幸せでした」と語った。