歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が4日夜のブログで、東京・歌舞伎座で上演中の「七月大歌舞伎」の夜の部「駄右衛門花御所異聞」終了後の楽屋に、歌手平原綾香(33)から代表曲「Jupiter」が収録されたCDが届いたと明かした。

 「終わり楽屋に戻ると平原綾香さんからジュピターの入ったCDが、ありがたいです」

 「Jupiter」は海老蔵と、6月22日に乳がんで亡くなった妻小林麻央さん(享年34)にとって思い出の楽曲だ。麻央さんは、レギュラー出演していた日本テレビ系「NEWS ZERO」で出会った平原に「結婚式で『Jupiter』を歌ってほしい!」とつづった直筆の手紙を送り、10年7月29日の結婚式での歌唱を依頼した。

 平原はリクエストに応えて同日、コンサート先の山口・下関から生中継で歌った。平原は麻央さんの死から一夜明けた6月23日にブログで「麻央さんは、これからもずっと私たちの中にいます。麻央さん、本当に、本当にありがとうございました」などと、追悼のコメントを発表していた。

 海老蔵は、「七月大歌舞伎」が初日を迎えた3日のブログで、歌舞伎座に向かう車に乗りたがらない勸玄くんを無理やり車に乗せた際、車内に「Jupiter」が流れて勸玄くんが落ち着いたと明かしていた。

 「パパとママの結婚式のときジュピターという歌を歌って頂いたのですが麻央の選曲で 今ながれだし、たまたま、車の中で あ、ママが見てるよ、カンカン といったら落ち着いてきました、、まお、あなた完全に見てるよね、ありがとう カンカン落ち着いてきたよ。本当に 涙」

 海老蔵は「帰って麻央と共に聞こうと思います。私の中で永遠に 懸命に舞台を勤めた後で涙の時間、これこそ生きている証。そうおもいます」(コメントは原文のまま)と帰宅後、CDを聴くことを約束した。