歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が5日、東京・歌舞伎座で上演中の「七月大歌舞伎」の楽屋からブログを更新し、夜の部「駄右衛門花御所異聞」に出演中の長男勸玄(かんげん)くん(4)が、共演する市川中車こと香川照之(51)から褒められて、照れている様子の写真をアップした。

 「駄右衛門花御所異聞」で白狐を演じる勸玄くんは、白い耳を付けて花道から登場すると、「勸玄白狐、御前(おんまえ)に」などとせりふを言う。前日4日に行われた2日目の公演では、観客からの声援に反応して、せりふを遅らせて言ったという。

 「昨日じつはカンカンの出のあとにカンカンのセリフのまえにお客様がカンカーーン!!!えらい!!!!と そこで倅はその声をガン見して、セリフを遅らせて言いました」

 勸玄くんは一夜明けた楽屋で、その様子を見ていた香川から絶賛されて照れたという。

 「それの話を市川中車さんこと香川照之さんが見ていてあれはすごいよ!感動した!と言ってくれていまめちゃてれてます」

 海老蔵が「たまたま撮れてました、」とつづってアップした写真の勸玄くんは、照れ笑いを浮かべている。

 勸玄くんは、3日の初日で史上最年少の宙乗りに成功したものの、前日4日に行われた2日目の公演では、疲労からか本番を前に寝てしまったことを海老蔵がブログで明かしていた。

 海老蔵は「ねました 変なリズムになっちゃわないように私が気をつけなければなりません。やはり初日疲れたのかな? それともただ眠いのかな、」、「さっきまでかなりつかれていたようでしたが起きてくれた」、「よかった。舞台勤めていますが、心配で心配で心配で心配で引っ込むたびに倅の様子を見に行くといった有様です」、「もう大変ですがなんとか日々綱渡りで頑張ってくれることを祈るばかり、」(コメントは原文のまま)などと、勸玄くんが心配で、いたたまれない思いをつづっていた。