俳優上川隆也(52)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「遺留捜査」(13日スタート、木曜午後8時)の制作発表が5日、都内で行われた。

 11年から3年連続で連ドラ化され、その後はスペシャルドラマとして4回放送された人気シリーズの、4年ぶりの連ドラ第4弾。15年5月のスペシャルドラマから2年ぶりに、連ドラでの復活に上川は「全く心構えがなかったのでうれしい。またスペシャルかなとおもったのに、連ドラだったからなおされうれしい」と笑顔を見せた。

 上川が演じる糸村聡は、スーツに斜め掛けのかばんがトレードマークの、超マイペースで空気を読めない刑事。事件現場に残された遺留品が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたメッセージを導き出す。事件を解決するだけではなく、残された遺族の心情も救う優しさを持っている。今回から舞台が、従来の東京・月島署から京都府警捜査一課の特別捜査対策室に変わった。糸村は、栗山千明(32)演じる神崎莉緒とバディを組んで事件解決に当たる。

 上川は「スペシャルの時からスタッフと『糸村は、いろいろな所に行くことができるかもしれないね』と話していましたが、まさか連ドラで京都とは」。栗山は「上川さんとは初共演ではないんですけど、上川さんの中にもしかしたら糸村の部分があるのではないかという気がします。現場ではひょうひょうとしていますが、頼りにしています」と話した。

 他に段田安則、戸田恵子、永井大、甲本雅裕が出席した。