4人組ガールズグループ9nine(ナイン)が5日、東京・渋谷のNHKで行われた新アニメ「ザ・リフレクション」(NHK総合で22日スタート、土曜午後11時)試写会と会見に出席した。

 4人は劇中で自身を描いたキャラクター「カナエ」、「ヒロナ」、「ウキ」、「サヤカ」を演じ、エンディング主題歌「SunSunSunrise」を歌唱する。

 佐武宇綺(25)はアニメファンとして知られ、14年のアニメ「スペース☆ダンディ」にQT役としてレギュラー出演するなど、声優としてもキャリアを重ねている。一方、西脇彩華(24)、吉井香奈恵(24)、村田寛奈(20)は10年のアニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」で、9nineが担当したエンディング主題歌「Cross Over」を歌ったことはあるものの、声優は今回が初挑戦となる。

 佐武は「蟲(むし)師」、「惡(あく)の華」などで知られる長浜博史監督と「アイアンマン」や「スパイダーマン」などを手がけたアメコミの巨匠スタン・リー氏がタッグを組んだ「ザ・リフレクション」への出演を喜んだ。「長浜さんの、ずっと昔からの夢だった作品が、皆さんの元に届くのが緊張だしうれしい。自分の役として、チームに関わらせていただき幸せ。長浜さんの夢であるし私の夢。スタン・リーさんのファンも、日本の監督とのコラボなど予想していなかったと思う。皆さんの夢が実現します。今まで見たことのない感覚に陥っています」と話した。

 吉井は「私は本当に声優のお仕事をするのが初めてで、こういう会見も人生で初めてで緊張します。チームに溶け込んで精いっぱい頑張りたい」と緊張をにじませた。

 村田は「1話を見させていただいた。人生を生きている中で、自分がアニメになると思うと、感動を通り越して窒息しそう。エンディングも、すごい格好良くて長浜さんのこだわり、思いを感じることが、すごく出来る作品」と、エンディング映像のすばらしさに感激した。

 西脇は「長浜監督は、私たちナインにとって、ライブを見に来てくれるアニメのすごい人…ずっとそれ以上の情報がなかった。このお話を何年も前にいただいて、夢の作品のチームに入れていただき、信じられなくて。長浜監督のことは、みんなが大好きで参加できたことは感謝しかない」と長浜監督に感謝した。【村上幸将】