劇団四季ミュージカル「ノートルダムの鐘」京都公演の公開舞台げいこが22日、京都劇場(JR京都駅ビル内)で行われた。

 同公演は、ヴィクトル・ユゴーの代表作「ノートルダム・ド・パリ」に着想した作品で、15世紀末のパリが舞台。ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭フロロー、同警備隊長フィーバスと、その3人が好意を抱く娘・エスメラルダによる愛の物語を描く。

 同演目の関西での上演は、今回の京都公演が初めて。京都公演は今月23日に開幕し、9月28日まで。

 この日の公開げいこでカジモト役を演じた田中彰孝(たなか・あきたか)は「(同公演の関西初上演に参加し)たいへん光栄に感じています」とコメント。

 4者の愛にまつわる関係を描く展開には「『人間は、自分と異なる他者に接したときにどうすべきか』というメッセージも提起されていて、中世パリでの出来事ですが、まさにこれは現代を映したうそ偽りのない人間ドラマです」と話している。