「瀬戸の花嫁」「よこはま・たそがれ」「カナダからの手紙」などのヒット曲で知られる作曲家で、歌手としても活躍した平尾昌晃(ひらお・まさあき)さんが21日午後11時40分、肺炎のため、都内の病院で死去した。79歳だった。ロカビリー歌手として社会現象を起こし、作曲家に転身後も多くのヒット曲を世に送り出した。葬儀・告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開く予定。

 アグネス・チャン(61) 私にとって、平尾先生は恩師であり、日本デビューのきっかけをつくってくださった恩人です。私のボランティア活動も応援してくださり、人間としても音楽家としても大好きな方でした。昭和を代表する音楽界の星が消えたことはとても寂しいし、心細いです。先生の残された素晴らしい作品の数々は永遠に人々の心に残ることでしょう。ゆっくりお休みください。

 森口博子(49) 突然の訃報、信じたくありません。言葉が見つかりません。「森口博子」の名づけ親でもある平尾先生との出会いは15歳。スクールに通い、デビュー後も愛情いっぱいに支えていただきました。先生がいてくださったからデビューできました。心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 ささきいさお(75) 歌がすごく上手な方だなと、デビュー当時からずっと思っていました。アニメでも良い歌を作っていただき、とても感謝しています。半年くらい前に会ったのが最後でしたが、とても才能のある方が向こうの世界に行ってしまうのがとても寂しいです。

 山川豊(58) いつも笑顔で優しかった先生。「近いうちにご飯でも行きましょう」とお話ししていたのに、かなえられず本当に残念で悲しい思いでいっぱいです。先生からいただいた「アメリカ橋」はこれからも一生歌い続けます。