角田信朗(56)が9月に出演する舞台「北斗の拳-世紀末ザコ伝説-」のPRのため24日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れた。今年1月、松本人志との長年の「誤解」を解こうとアップしたブログが原因で逆に批判を受け、公での活動を控えていた。「自分を見直す機会を得ました。いま話題の将棋で言うと、“歩”に戻って指し直しです」と語った。

 今回の舞台は、漫画の中でケンシロウらに瞬殺されていたザコが主役。「ザコにはザコの生き方がある。再スタートにはふさわしい」という。演じるのは北斗4兄弟の1人、ジャギ。4日に都内で行われた制作発表会見では、角田はジャギのトレードマークのフルフェースのヘルメットをかぶり、正体を明かさぬまま登壇していた。

 自分と向き合う日々のなかで、挑戦中のボディビルでも苦しいトレーニングを続けてきた。8月6日に日本クラス別選手権、9月3日には大阪ボディビル選手権に出場する。仕上がりは順調で、昨年の同時期と比べると、脂肪を減らしながら体重を3キロ増やす筋肉量のアップに成功しているという。「ここで何としても結果を出したい」と並々ならぬ闘志を燃やしている。