フランスの雑誌Voiciが28日、6月に誕生したジョージ・クルーニー(56)とアマル・クルーニー(39)夫妻の双子の写真を無断で公開したとして、クルーニーが訴訟も辞さないとの姿勢を示した。

 Vioc誌iは28日、クルーニー夫妻がイタリアのコモ湖の別荘で双子のアレクサンダーとエマを抱いている写真を表紙で公開。

 クルーニーはこれについて、米情報サイトE!にコメントを発表し、「先週、Viociのカメラマンたちが柵によじ登ったり、木に登ったりして、赤ちゃんの写真を違法に撮影した。カメラマン、エージェンシー、および雑誌が法的に訴追されることは間違いない。子供たちの安全がそれを必要としている」と語った。

 一方、Voici誌はE!の取材に対し、「ジョージとアマルは過去数年間にわたり、よく話題になった有名人だった。2014年の挙式は世界中で話題になり、双子の誕生に関しては、本人たちや家族もよくコメントしていた。28日に公開された写真は、世間の関心の高さに応えたもの。人々はクルーニーを愛しているし、写真がクルーニー夫妻や子供たちを危険にさらすことはない」と反論したという。

 フランスの法律のもとでは、プライベートで有名人たちの写真を撮影することは許されておらず、イタリアでも、自宅内をのぞいたり、写真を撮ることは禁じられている。クルーニーは2014年、ヴェネツィアで挙式する前、パパラッチらが自宅に近づき過ぎるのを阻止するため、裁判所から一時的な保護命令を獲得している。(ニューヨーク=鹿目直子)