松竹新喜劇新秋公演(9月7~24日、東京・新橋演舞場)のPR会見が22日、東京・浅草公会堂前「スターの広場」で行われ藤山扇治郎(30)が祖父藤山寛美さん(享年60)の手形に手を合わせ感激した表情を見せた。

 扇治郎は、新秋公演で寛美さんの代表作をリメークした「新・親バカ子バカ」に主演する。祖父の手形に手を合わせた扇治郎は「感激しました。案外、手が小さくてびっくりしました」と話した。一方で、乳がんで休養中の叔母の藤山直美の病状について報道陣から質問を受けると「お会いできてなくて、分からないです」と答えた。

 この日は、他に渋谷天外(62)久本雅美(59)梅垣義明(58)も出席した。松竹新喜劇初出演の梅垣が「子どものころから見ていたので、この世界に入ることができてうれしい」と話すと、5度目の出演となる久本が「ワハハ(本舗)魂を見せられるように頑張らないと」と意気込んでいた。

 なお、新秋公演では昼の部は「新・親バカ子バカ」「帰って来た男」、夜の部は「鼓」「お染風邪久松留守」が上演される。