トータルテンボスの藤田憲右(41)大村朋宏(42)が22日、吉本興業東京本部で芸歴20周年記念「20個のいたずら」会見に出席した。4月に一般女性との不倫交際を報道された大村は、最近になって不倫疑惑を報道された先輩芸人の宮迫博之(47)について「僕が言えることは何もないけど、まあ~黒ですよね」。

 さらに「同士として」と口火を切ると、藤田は「おまえはダークブラックだけど、宮迫さんはオフホワイトだろう!」と突っ込みを入れた。しかし大村はかまわず「宮迫さんくらいのポストの人にはガツンと、『別におまえたちには悪いことしていないだろう』くらいのことは言ってくれても良かったかなと」と続けた。「『嫁さん、子供には悪いことしたけど、周りがガヤガヤ言うな』くらい言ってくれれば、同士としては『宮迫さん、ありがとうございます』ってなりましたよね」と笑ったが、藤田から「そんなこと思う時点でダメだろう」と痛烈なダメ出しを受けた。

 会見では芸歴20周年にちなんで、大村が藤田に「床にローション」「ビリビリペン」「藤田の恥ずかしい映像」など20個のいたずらを仕掛けた。仕掛けられた藤田は「皆さんが笑ってくれればOKです。これでシーンとしていたらねえ」と満足そうに笑った。

 しかし藤田は「どこからがドッキリなのか分からなくなるという弊害はあります」。大村の不倫報道もドッキリかと思っていたという。大村が不倫が報じられた雑誌の発売前日に報告すると「これから笑いに変えていこう」と藤田に言われたことを明かしたが、翌日には「やってくれたな!」と態度が一変したという。「電話の向こうでカメラが回っていて、相方のリアクションを撮っていると思っていた。だからいいやつを演じていたら、翌日本当に並んでいた。それくらいドッキリの弊害が出ています」と明かした。

 過去に解散の危機は1度あった。3、4年目に大村がやめると言い出したという。「社員さんから1年だけの期限付きでやってみないかと勧められたんです。その時に漫才に出会って。漫才に助けられました」と大村は感慨深げに振り返った。

 20周年記念として9月9日、熊本を皮切りにトータルテンボス20周年 全国漫才ツアー2017「YAGYU」を全20公演行う。9月6日にはDVDも発売する。世界進出を視野に入れ動画サイトユーチューブでは「SHSHI☆BOYS」(毎週金曜午後7時更新)としていたずら動画も配信している。藤田は「僕らのライブは熱狂的なファンがいないので、お笑いを見たことない人でもすんなり入れると思いますので、ぜひ見に来てください」とアピールした。