米俳優ジョージ・クルーニー(56)が2日、イタリア・ベネチアで開催中の第74回ベネチア国際映画祭に出席し、今年6月に双子のパパになって以来初めて公の場に姿を見せた。

 8月30日に開幕した同映画祭のコンペティション部門に選出されている監督作「サバービコン」の上映会に妻で弁護士のアマルさんを伴って出席したクルーニーは、主演の俳優マット・デイモンや女優ジュリアン・ムーアらと共にレッドカーペットを歩いた。ライラック色のドレスにクラシックなボブヘアーのアマル夫人は、産後とは思えないスリムな美しさでひときわ注目を集めた。

 同作は1950年代の田舎街を舞台にしたブラックコメディーで、57年に実際に起きた黒人家族への迫害事件が描かれている。

 クルーニー夫妻にとってベネチアは2014年に結婚式を挙げた思い出の場所。レッドカーペットには朝から2人を一目見ようと多くのファンが集まり、会場は多いに盛り上がったようだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)