俳優西田敏行(69)が4日、東京都内で行われたテレビ東京系スペシャルドラマ「琥珀(こはく)」(15日午後9時)の完成披露会見に寺尾聡(70)鈴木京香(49)とともに出席した。

 同ドラマは作家の浅田次郎氏の同名小説が原作。西田演じる定年間近の存在感の薄い刑事・米田勝己が、寺小冊子の記事と偶然出会い、止まっていた二十数年前の事件が再び動きだす。富山・魚津市でひっそりと喫茶店を営み、自分の罪を背負いながらただ時の流れをじっと待つ、静かに耐える男を寺尾、2人をつなぐキーパーソンを鈴木が演じている。

 作中、定年間際の刑事を演じた西田は今年、古希(70歳)なんですけれど、『60歳になるけれど、あなたは?』と聞くシーンがあったんです。60歳の時は50歳でも恥ずかしくなかったけど、古希になって『60歳です』というのは、っていうのが恥ずかしかったと話した。

 また、寺尾と同じ年ということも明かし、「歌番組で(寺尾が)『ルビーの指輪』で10週連続1位の時に、わたしは『もしもピアノが弾けたなら』がずっと4位だったんです。あの金字塔に座りたいなと思っていた」と話すと、寺尾に「私のライブに西田さんと鈴木さんに来てもらったんですけど、西田さんが歌って西田さんのライブになっていた。飛び越えてましたよ」と笑顔で切りかえした。