演歌歌手氷川きよし(39)が5日、東京・豊島区の池袋サンシャインシティ噴水広場で、新曲「男の絶唱」の新タイプCD発売記念イベントを行った。

 ジャケット写真とカップリング曲を変えた3種類を3月に発売し、計10万枚を超えるヒット中。この日、新たに3種類を発売し、年末に向けて弾みをつけた。

 イベントでは、「きよしのズンドコ節」の歌唱から始まり、約2000人のファンに7曲を熱唱。明日6日が40歳の誕生日で「おめでとう~」の声が飛ぶと、「ありがとうございます。感謝、感謝でございます」と笑顔で返した。

 歌手としての生き方を好きな花のスイレンに例えた。「スイレンは泥の中からきれいな花を咲かせている。自分も人生を歌で表現したい」と、歌手としての大輪を咲かせたいとアピールした。

 2000年(平12)の歌手デビューから、NHK紅白歌合戦には17年連続で出場している。「紅白は目標。一生、出られるように頑張る。それがファンへの恩返しになるから」。

 40歳を迎えるにあたっての抱負もある。日本の演歌を軸にしながらもジャズやブルースなどにも挑戦し、歌い手として幅を広げたいという。「お芝居もやりたいし、今後もますますチャレンジです。10年、20年後の夢をしっかり立てて努力を続けていきます」と誓った。