米俳優マット・デイモン(46)が、ドナルド・トランプ米大統領(71)がハリウッドでどのようにして役を取ってきたのか驚くべき手段を暴露した。

 不動産王のトランプ大統領は、自身が所有するホテルでの撮影と引き換えに役を要求し、見事に映画「ホーム・アローン2」(92年)でホテルのオーナー役で出演したと米ハリウッド・リポーター誌のインタビューで明かした。

 トランプ大統領は一度ならず毎回、「俺のビルで撮影したいなら、脚本に俺の役を書き足すべきだ」と要求し、これまでドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」や映画「ズーランダー」(01年)など数多くの映画やドラマに出演してきたという。

 しかし、出演シーンは編集でカットされることも多く、実際にアル・パチーノ主演の「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」(92年)でも要求に応じて脚本が書き直されたものの、本編ではカットされたという。「くだらないシーンの撮影で半日もつぶれてしまう。トランプが現場に来ると、アルまでが、”こんにちはトランプさん”って名前で呼ばないといけない。そして彼は自分のシーンが終わるとさっさと帰っていくんだ」とトランプ大統領の目立ちたがりの一面を暴露した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)