あわよくば…。吉本新喜劇初の女座長、酒井藍(31)が13日、大丸梅田店(大阪市北区)にある「さくらパンダ神社」で、座長としての“よそ行き”の顔と、女性らしい“素顔”ものぞかせ、こっそりと「あわよくば彼氏ができますように【ハート】」と書き込んだ。

 吉本興業は、本拠地の大阪・なんばグランド花月をリニューアル工事することを発表しており、今月25日からは、大阪・西梅田スクエアに同日オープンする「よしもと西梅田劇場」で、代替の“花月興行”を行う。その成功祈願のため、酒井は「吉本代表」として、劇場すぐ近くの同店にある同神社を訪ねた。

 大丸松坂屋のキャラクター「さくらパンダ」を飾ってある同神社。着ぐるみとほぼ同じ体格、ひざ上15センチほどの真っ赤なスカートで現れた酒井は、大きな絵馬に「よしもと西梅田劇場に、いっぱいお客様が来てくれますように」と記し、奉納。座長として公演成功、劇場の繁盛を願い、収めたのだが…。

 「もちろん! もちろん! 公演成功が一番ですよ! でも…、私、夏は暑いからまったく思わないんですけど、冬は人肌が恋しくなる。デートすたくなるんですよね」と、漏らした。

 酒井は今年7月、座長就任前の行事で七夕にあたり「彼氏がほしい」と祈願したが、縁はなく「予兆もないですっ! まじでっ!」ときっぱり。今月10日の誕生日も仕事だった。先輩芸人からの祝福、プレゼント、ファンからも多くの贈り物をもらい、幸せは満喫したものの、冬へ向けて「人肌」を求める心が強まっているという。

 それだけに、座長としての務めはきっちり終えた後、小さな絵馬にひっそりと「あわよくば…」と彼氏が欲しいと書き込んだのだった。スリーサイズはオール110センチと、愛らしい体形で老若男女に人気の酒井は、大方の予想通り? 夏は苦手。「デートとかで手つないでも暑苦しい、びちゃびちゃ(に)なるし。冬はハートがうずくんですよね」とも話した。

 そんな酒井を、祈願イベントの進行を務めていた西川忠志(49)は「藍ちゃんは、座長になる前から、この笑顔にいやされ、パワーもらってきました。心底、いやされる笑顔はそうできないですよ。存在がパワースポットみたい」と絶賛。西川きよしを父に持ち、現在は吉本新喜劇で活躍する忠志も、酒井の人格に太鼓判を押した。

 「よしもと西梅田劇場」では、24日のNGK休館を受け、25日から「限定! おでかけ なんばグランド花月」と題して、寄席興行を行う。大阪のキタ・梅田で“花月”復活は、うめだ花月閉館以来、9年ぶり。忠志は「父、きよしと、ヘレンは、梅田花月で出会い、僕が生まれた」と言い、これに酒井は「じゃ! 私も! 第2のヘレン・きよしになれる?」と反応。忠志も「誰が第2のきよしになるのか、注目ですね」と話していた。