日本初演のミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」(10月1日まで東京・TBS赤坂ACTシアター、10月15日から11月4日まで大阪・梅田芸術劇場)が、22日の公演で観客動員10万人を突破した。

 全世界で1000万人以上を動員したミュージカルで、バレエダンサーを夢見る少年が、たくさんの大人たちを巻き込んで変えていく姿を描いた作品。日本では7月19日に開幕し、東京、大阪あわせて全126公演を予定している。この日は87公演目だった。

 この日主人公ビリーを演じた前田晴翔(12)は「10万人って言われても想像できなくて調べてみたら、東京ドームが5万5000人だから、ドームが2回満席になるぐらいの人数って、ビックリしました! 毎回本番が楽しくて、フィナーレのタップは最高に気持ちよく踊っています。ビリーになれてよかった!って心から思います」とコメントした。

 父親役の吉田鋼太郎(58)は「皆さん自分のことのように喜んでくださり、本当にありがとうございます。お客様が一緒に舞台を支えてくださっていることは、毎ステージ毎ステージひしひしと感じております。感謝の言葉もございません。今日もありがとうございました」。

 バレエの先生役の柚希礼音は「私も毎日出演しながらとても大きな作品だと感じています。こんなに大勢の皆様に見て頂いて感動です。本当にありがとうございます」とコメントを寄せた。