お笑い芸人のKICK☆(キック、37)が、フジテレビの正社員として働いていた当時を振り返った。

 キックは28日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」に出演。芸人として活動する以前、フジテレビ制作二部のアシスタントディレクター(AD)として「SMAP×SMAP」「新春かくし芸大会」「はねるのトびら」などの人気番組を担当していたと明かした。

 入社試験の倍率は当時1000倍以上だったそうで「(応募が)2~3万人いて、(正社員になれるのが)だいたい30人。その中でもお笑いの制作をできるのは4人くらい」という狭き門をくぐり抜けたキック。正社員時代の年収は「牛丼で言うなら、2万杯分くらいは稼いでた」と明かし、高級ホテルに宿泊してデリバリーヘルス三昧の生活を送っていたという。

 そうした生活を捨て、お笑い芸人を目指しわずか1年半で退社したと明かすと、出演者たちから「もったいない」の悲鳴があがったが、芸人に転身し「エンタの神様」でブレイクした当時の最高月収は180万円だったと明かし、「フジテレビ時代よりももらえた。その時は夢を叶えました」と語った。