女優柴咲コウ(35)が主演し、1日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第39話の平均視聴率が、関東地区で11・7%だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週も11・7%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 1日の回は、井伊直親(三浦春馬)の十三回忌法要が執り行われ、直虎(柴咲コウ)は虎松(菅田将暉)と6年ぶりの再会を果たす。しの(貫地谷しほり)は虎松を松下の嫡男として徳川家に仕官させたいとの意向を伝える。しかし虎松は亥之助(井之脇海)とともに井伊の豊かな里を見てまわり、直虎の領主としての手腕に感嘆するとともに、井伊家再興を決心する。虎松は徳川家康(阿部サダヲ)にお目見えし、家康に「井伊として仕えたいか」と問われ「再び井伊の家名を立てることが夢だった」と答える。それを聞いた常慶(和田正人)は突然の出来事に反発をあらわに。虎松は万千代、亥之助は万福と名を賜り、井伊を再興するための虎松の策が功を奏したかに見えた。しかし、徳川の武将たちが連なる中、家康は2人に草履番を申しつける。近習として仕えることになっていた虎松は驚くが、それは松下の者として仕える場合の約束であったと告げられる、という内容だった。