歌手三浦大知(30)が9日、埼玉・大宮ソニックシティで埼玉公演2日目を成功させた。

 世界水準の「歌って踊る」というスタイルを貫いているだけに、それを体現した曲「Cry&Fight」で開幕。総立ちの約2500人のファンから「だいちーっ」の黄色い歓声を何度も受けながら、ライブ本編はほぼMCなしで一気に駆け抜けた。

 アンコールになって、やっと本格的なMCを実施。来年1月に初の大阪城ホール公演と、2月に日本武道館2日間公演を今ツアーの追加公演として行うことを発表。武道館のステージは、13年5月に初めて立って以来になる。3月には初のベストアルバム「BEST」を発売することも報告。「追加公演はすごく楽しみ。デビューして20年。30歳という節目の年に新しいチャレンジができることをうれしく思います。これからもチャレンジャーとして頑張ります」。

 8日の同所公演には、お笑いコンビ「ナインティナイン」岡村隆史(47)がサプライズで飛び入り参加。フジテレビ系バラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」の企画として、三浦と一緒に「(RE)PLAY」などのパフォーマンスで会場を大いに盛り上げた。

 ステージを下りた岡村は「めちゃくちゃ緊張しましたけど、楽しかったです。ただ、ダンスはめちゃくちゃ難しかったです。この2カ月間は、ちょっと三浦大知くんのことが嫌いになるくらい、どっぷり練習しました(笑い)。練習期間中は、夜は普通に寝られるんですけど、朝はいつもダンスの振りの確認で目が覚めてしまいました。夢に出てくることはなかったですけど、朝になると『あ、どうやったっけ?』って」と振り返った。

 この模様は2時間半のスペシャル番組として14日に放送される。

 今年の三浦はずっと走り続けている。1月発売のシングル「EXCITE」はオリコンランキングで初めて1位を獲得。同曲のYouTube再生回数は1100万回を超えた。12月の東京・中野サンプラザまで26公演を行う今ツアーの同員数5万5000人は最多記録だ。

 デビュー20周年の節目を迎え、成熟の度合いを増した三浦は進化の歩みを止めない。