俳優の武田鉄矢(68)が、「3年B組金八先生」シリーズで共演した女優の上戸彩(32)の印象について語った。

 武田は22日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。「金八」シリーズの思い出を振り返った。

 上戸は01年10月~02年3月に放送された第6シリーズで、性同一性障害に悩む女子生徒役を好演し、注目を集めた。武田は「上戸は役が役だから、かわいそうでね。一番同情したのは、男の子とケンカするんだけど、演出家が厳しくて本チャンでビンタ入れ合えって言うんですよ。ベッタンベッタン殴り合うんで、2人とも腫れ上がってるんですよね。OKが出た後に泣いてましたけど」と撮影当時のエピソードを語った。

 武田は当時から上戸について「モニターに映る顔からして、別格だな、この子はイケるな」と注目していたという。「大変申し訳ないんですけど、えこひいきしてました。『お前だけ休んでていい』とか、平気で言ってました」とぶっちゃけた。

 「金八」シリーズの続編については、「もういいでしょ、やりきりましたね」と武田。金八が校長になるという案についても「いやいや、なっちゃだめ。アレは一介の教師ですよ」と却下した。ただ、金八の後継者について「こいつイケるんじゃないかなと思ったのは、(原田)泰造とか鍛えると良いタマになるんだけどね」と語った。