米歌手マライア・キャリー(47)が1日、ハリウッドのTCLチャイニーズ・シアターに手形と足型を刻み、ハリウッドスターの仲間入りを果たした。27年に渡って歌手や女優として多方面で活躍してきたことが評価されたもので、黒の胸元が大きく開いたセクシーなドレスでセレモニーに出席した。式典にはキャリーが出演した映画「プレシャス」(09年)のリー・ダニエルズ監督も祝福に駆け付け、恋人の日系人ダンサー、ブライアン・タナカに見守られながらセメントに手形と足型を刻んだ。

 一時は健康面が心配されるほどの激太りが取りざたされていたキャリーだが、この日は体にぴったりとフィットした膝丈のドレスでスリムになった体型も披露。「この場にいることができて光栄です。子供の頃からの夢だったので、最高です」と言葉少なめに喜びを語った。キャリーは歌手として全世界でアルバム2億万枚以上を売り上げてグラミー賞を5度受賞しているほか、女優としても「グリッター きらめきの向こうに」(01年)など多数の映画やテレビに出演し、監督デビューも果たしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)