肺腺がんで闘病中のいときん(38)がリーダーを務める「ET-KING」が、22日に、1年2カ月ぶりの新曲「こっちこい」を配信することになり、7日、発表された。同楽曲には、いときんも「自分の音楽、哲学に向き合い、まだまだ作品を残したい」との思いから、レコーディングに参加している。

 所属事務所によると、いときんをはじめ、メンバーのセンコウ(38)BUCCI(38)KLUTCH(39)BOOBY(35)コシバKEN(37)は、8月半ば以降から、大阪市内のスタジオでアルバム制作中。いときんも「調子がいいときは」スタジオへ足を運び、レコーディング準備を進めており、新曲には、メンバー全員の声がそろった。

 新曲は、ヒット曲「愛しい人へ」「ギフト」などをプロデュースしたNAOKI-Tと、約7年ぶりにタッグを組んだ作品で、ポップな曲調。事務所は「たくさんの経験と人との出会いを重ね、メンバーも大人になった。親が子、子が親を思う気持ちを込め、たくさんの愛が詰まった楽曲です」と説明。いときんらメンバーも「大好きな人と一緒にいられる時間、一緒に過ごしてきた時間、これからもずっと一緒にいたいという思いをぜひ、聴いてほしい」と話しているという。

 新曲は配信限定で、来年春には、約2年ぶりとなる新アルバムもリリースを予定している。

 また、再来年の結成20周年へ向けて、そのカウントダウンとなる第1歩目の全国ツアー「えびす巡業~出稼ぎ篇から」を、12月14日の仙台公演からスタートさせ、全国7カ所を回る予定。いときんの参加について、事務所は「まだ何も決まっていませんが、状況を見ながら、可能であれば考えたい」とコメントしている。