フリーアナウンサーでタレントの楠田枝里子(65)が、結婚をしない理由を語るとともに、安倍政権が掲げる「一億総活躍社会」をバッサリと切り捨てた。

 楠田は1日放送のTBS系「ビビット」にVTR出演。現在まで独身を貫いているが、「若い頃から結婚願望はなかった」という。結婚というのはこの社会の制度の中で契約を結ぶということ。私は人を愛することに契約書は要らないと思っていたので、結婚の必要性を感じたことがなかったんです」とその理由を語った。

 また楠田は、結婚によって姓が変わることで生じる様々な手続きやデメリットを挙げ、「その大変な負担、面倒くさい作業を全部女性に押し付けているという状況。まだ夫婦別姓が認められていないなんて、なんてこの国は遅れているんだろう。一億総活躍社会なんて耳触りのいい言葉を使いますけれども、女性にばかり負担や不利益を押し付けておいて、女は結婚もしなさい、子どもも産みなさい、子育てもしなさい、そして仕事も頑張りなさいって、ちょっと欲張りすぎじゃない?」と笑顔でチクリと刺した。