俳優堺雅人(44)と女優高畑充希(25)が6日、大阪市内で夫婦役を演じる映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」(山崎貴監督、9日公開)の舞台あいさつに出席した。古都・鎌倉を舞台に夫婦の愛を描くファンタジー。試写会は夫婦とカップル限定で、約700人が詰めかけた。堺は撮影中の高畑のほっこりエピソードが明かした。

 堺が「バレンタインデーにスタッフの分まで手作りチョコを作ってくれた。ホワイデーは撮影が終わっていたので、お返ししていない」と笑わせると、高畑は「いつまでも待っています」と笑顔で応じた。

 約100人分の手作りチョコを作ったといい「バレンタインデーに手作りチョコを作るのがちょっと好き。軽~く趣味です。ちょっと夜更かししました」と明かした。

 同映画は堺がミステリー作家の一色正和役、高畑が妻亜紀子役を演じる。幽霊や妖怪などの魔物が生息する古都・鎌倉を舞台に、2人は幸せな生活を送っていたが、ある日、亜紀子が不慮の事故で黄泉(よみ)の国に旅立つ。

 「ALWAYS 三丁目の夕日」を手掛けた山崎貴監督が、西岸良平氏のベストセラーコミック「鎌倉ものがたり」を実写化。VFX(特殊視覚効果)を駆使して異世界を描いた。舞台あいさつに山崎監督も出席した。