LINE(ライン)のクリスマスCMから新ヒロインが誕生する。新人女優小野莉奈(17)が、今日8日から動画公開されるLINEのネットCMに抜てきされた。思いを寄せる同級生男子とクリスマスを一緒に過ごしたいと願う女子高生を演じている。切ない恋心を、新人とは思えない繊細な演技で表現。LINEを使ったやりとりも、印象的なCMになっている。

 今年8月、フジテレビ系連続ドラマ「セシルのもくろみ」のスピンオフドラマ「セシルボーイズ」で女優デビューしたばかり。制作側は、起用について「大人が計算できない等身大の感情の揺らぎを表現してくれることを期待しました」と話す。小野は「うれしかったです。見てくれた人の心に残るものを作りたいと思いました」と初々しく振り返る。

 現役高校2年生。1月に現在の所属事務所のオーディションに合格した。深津絵里、牧瀬里穂、広瀬すず、新垣結衣ら、過去に各企業のクリスマスCMで脚光を浴びた女優は数多い。LINEは若者はもちろん、幅広い層が利用する人気SNSアプリ。女優デビューから3カ月あまり。小野にとって、ブレークのチャンスと言えそうだ。

 女優を目指す女子高生を演じた短編の初主演映画「アンナとアンリの影送り(仮題)」もまもなく公開される。「人の心を動かせるようなお芝居がしたい。たくさんの作品に出て勉強していきたい。今は、今できることを地道に頑張ろうと思います」。

 ◆小野莉奈(おの・りな)2000年(平12)5月8日、東京都生まれ。今年1月に広末涼子らが所属する芸能プロダクションのオーディションに合格。趣味は洋服作り、読書、絵を描くこと。163センチ。