女優柴咲コウ(35)が主演し、10日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第49話の平均視聴率が、関東地区で12・0%だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は11・9%だった。次週が最終回となる。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 

 10日の回は、信長(市川海老蔵)による家康暗殺計画を知った万千代(菅田将暉)は直虎(柴咲コウ)に会い、明智光秀(光石研)の謀反が成功した折には家康(阿部サダヲ)を三河へ逃がす手助けをして欲しいと願い出る。この求めに応じた直虎は逃亡ルートとして堺からの海路を選択。その頃、家康は安土城で信長の歓待を受けていた。しかし、秀吉より援軍を求める使者が来たため、饗応役の光秀が出兵することに。堺にとう留していた家康の元には、信長の使者が訪れる。京に向かう徳川一行だが、直虎の機転で無事に三河に帰還を果たす、という内容だった。