俳優の城田優(31)が、自身の容姿に引け目を感じ挫折を味わったという10代の思い出を語った。

 城田は12日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。13歳で芸能事務所に入ったが、デビューまでには数多くのオーディションを経験するも落選ばかりだったという。

 日本人の父とスペイン人の母を持つハーフの城田。顔は彫りの深い美形で、身長は13~14歳の時点ですでに180センチ近くもある恵まれた容姿だったが、ドラマなどのオーディションではその日本人離れした容姿が障壁になってしまっていたという。「割りとハッキリした顔立ちといいますか、でもアンバランスで。よく容姿を『もう少し顔が薄ければね』とか結構、当時は言われましたね。今でも鮮明に覚えています。自分の顔をコンプレックスに思ってしまった理由のひとつはやはり、自分の目指していた世界にいる偉い人たちから、僕としては否定されてしまった形なので」と当時の心境を振り返った。

 「『お芝居が上手じゃないね』とか、そういうことを言われたとしたらまだ改善策はあるんですけど、容姿のことを言われると何も言い返せないですし、反省することすらできない。悔しくて泣きながら帰ってました」とオーディションでは挫折を味わったが、そんな時に母から「そんな人たちの言うことなんて気にしなくていいのよ、あなたは」と励まされていたと語った。