長沢まさみ(30)が来年4月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)に主演し、詐欺師を演じることが13日、分かった。男女3人の詐欺師が、金融業界、不動産業界、美術界、芸能界など毎回舞台を変え、奇想天外な計画で欲望にまみれた人間から大金をだましとる物語。長沢の同局の看板ドラマ枠「月9(ゲツク)」主演は、07年「プロポーズ大作戦」以来11年ぶり。連続ドラマ主演は12年同局系「高校入試」以来5年半ぶりとなる。

 長沢が演じる主人公「ダー子」はコンフィデンスマンと呼ばれる信用詐欺師。天才的な知能と抜群の集中力で難解な専門知識を短期間でマスターする才能の持ち主。しかし性格は、天然で無軌道で天真らんまん。小悪魔的だが、詰めが甘く、どこか憎めないという設定で、チームでリーダー的な存在だ。長沢は役柄について「一筋縄でいかない性格が魅力。もし、私のそばにいても、つかみどころや隙がなくて友達にはなれないかも」と笑って話す。劇中ではターゲットに合わせ、さまざまなコスプレ姿も披露する。

 ダー子とチームを組む2人の詐欺師は、東出昌大(29)小日向文世(63)が演じる。お人よしで、早く詐欺稼業から抜け出したいと願う「ボクちゃん」を演じる東出は長沢と初共演で「本当に光栄」と話す。小日向は百戦錬磨の詐欺師「リチャード」を演じる。長沢とは16年NHK大河ドラマ「真田丸」以来の共演で「まさみちゃんは天真らんまんで今回のダー子はぴったり」と太鼓判を押す。

 脚本は「リーガル・ハイ」などのドラマや「ALWAYS 三丁目の夕日」などの映画で知られる古沢良太氏(44)のオリジナル。同氏は「連ドラのスケールを超えた1話完結もの」と話している。