ロック音楽の進化と発展に大きく貢献したアーティストを認定し、たたえる「ロックの殿堂」が13日、2018年度に殿堂入りするアーティストたち5組を発表。過去、2度ノミネートされていた米ロックバンド「ボン・ジョヴィ」がついに、殿堂入りを果たした。

 リーダーのジョン・ボン・ジョヴィ(55)は発表後、「長い間かかったけど、ついに”ロックの殿堂”に入ることができて感謝しています。クリーブランドで会いましょう」とコメントした。

 殿堂入りのセレモニーでは、バンドのメンバーが久々にステージで再結集することも多く、ボン・ジョヴィ・ファンは2013年のツアー以来、バンドで演奏していないギタリストのリッチー・サンボラと、1994年に脱退したオリジナルのベーシスト、アレック・ジョン・サッチがステージで演奏することを望んでいる。「ロックの殿堂」授賞式は4月14日、オハイオ州クリーブランドで開かれる。

 この他、殿堂入りしたのはダイアー・ストレイツ、ムーディ・ブルース、カーズ、故ニーナ・シモンらで、故シスター・ロゼッタ・サープも「アーリー・インフルエンス賞」を受賞した。

 今年は9組が初めて候補となっており、ディペッシュ・モード、ユーリズミックスなどのニューウェイブ・バンドに加え、ジューダス・プリースト、ザ・ゾンビーズなどがエントリーされていた。(ニューヨーク=鹿目直子)