漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」で優勝したお笑いコンビのとろサーモンが15日、東京・NSC 吉本総合芸能学院で、同学院に通う学生らを前に特別授業を行った。

 M-1優勝後の変化について、ツッコミの村田秀亮(38)は「信じられないくらい仕事が増えた。スケジュールが漆黒です」と休みなしの多忙ぶりを話した。ボケの久保田和靖(38)は「体力(勝負)ですね、我々38(歳)なので。若手じゃないから」と苦笑い。

 M-1の優勝賞金1000万円の使い道として、2人の故郷・宮崎県に銅像を建てることを話していた。村田は「本当に作ろうかと思ったんです。でも1体600万する。2体で1200万なので、賞金大幅に超える」と銅像建立計画の失敗を明かした。久保田は「僕はお金かけずに木で作る。木人(もくじん)で」。村田は「僕はスケルトンにしようかな」とそれぞれ代替案を挙げた。宮崎空港には既に俳優温水洋一(53)の銅像が建てられているが、久保田は「銅像の温水と、木の久保田と、スケルトンの村田で」と話し笑わせた。

 今年を表す漢字一字を聞かれ、村田は「楽」、久保田は「仮」と表現した。村田は「しんどい思いをしてきたので。ようやくM-1とって『楽しい顔してるな』って言われる」。久保田は「買ってる仮想通貨がめちゃくちゃ上がってきてるんで、仮想通貨の『仮』」と冗談交じりに話した。