肺腺がんで闘病中の「ET-KING」リーダー、いときん(38)が、ツアーファイナルとなる今月28日の大阪公演で、ステージ復帰することが20日、決まった。この日午前、所属事務所が発表した。

 いときんは、今年8月に「ステージ4の肺腺がん」を公表し、ライブ活動を休止して治療に専念。以来、おおよそ4カ月ぶりにステージへ戻ってくる。

 事務所によると、現在は自宅療養を続けており、「いときんが参加する楽曲を含めて、セットリストを検討しているところです」とコメントした。

 今秋以降、いときんは、在宅で治療を受けながら、11月22日に配信された最新曲「こっちこい」や、来年4月25日リリース予定の最新アルバム「LIFE」などへのレコーディングにも参加し、創作活動への意欲も継続。21日放送の読売テレビ「音力-ONCHIKA-」(21日深夜2時9分=関西ローカル)では、電話出演による“メディア復帰”を果たしている。

 グループは、再来年の結成20周年へ向けて、そのカウントダウンとなる第1歩目の全国ツアー「えびす巡業~出稼ぎ篇から」を、今月14日の仙台公演からスタート。すでに川崎公演を終え、22日に名古屋、24日には広島、25日に福岡、26日に鹿児島と回り、28日の大阪(Zeppなんば)で千秋楽を迎える。

 事務所によると、いときんはツアー参加へも強い意欲を示していたものの、体調を考慮して、最終公演のみの出演を決めた。同事務所は「長期間ステージを離れていたこと、また本人の体力面を考慮し、ツアー最終公演のみの出演となることをご了承願います」と、リーダーの心情を代弁した。