4人組ビジュアル系エアバンド、ゴールデンボンバーが明日22日のテレビ朝日系「ミュージックステーション スーパーライブ2017」(午後7時)で、生演奏をテレビで初披露することが20日、分かった。実際は演奏しないパフォーマンスでブレークしたバンドだが、ギターを奏でたりドラムをたたく貴重な姿を生放送で見ることができる。

 演奏するのは、代表曲「女々しくて」。09年10月にインディーズでリリースされ、若者らにヒット。12年にはオリコンチャート1位を獲得してカラオケ年間ランキングで2位になり、同年から出場したNHK紅白歌合戦で、4年連続で歌った曲だ。ゴールデンボンバーはメンバーチェンジを繰り返した黎明(れいめい)期を経て、07年以降は楽器を持ってステージに立つものの、弾かずにパフォーマンスする「エアバンド」を続けている。

 20日、都内でカメラリハーサルに臨んだ4人は、久しぶりに楽器を弾いた。尊敬するドラマーはX JAPANのYOSHIKIという樽美酒研二(37)は「長年のエアで培ってきた感覚を信じれば、奇跡が起こるんじゃないかと思う」と人ごとのように前向き発言。尊敬するギタリストはB’zの松本孝弘という喜矢武豊(32)も「楽器を持ってステージに立つことは10年以上やっている。もしかしたら、めちゃめちゃうまい可能性もある。イケる気がする(笑い)」。

 尊敬するベーシストはセックス・ピストルズのシド・ビシャスという歌広場淳(32)は「彼もベースを弾けなかった。今回ベースを弾くことで彼を超えようと思います」。ボーカル鬼龍院翔(33)は「僕は人間の演奏と合わせるのが苦手だし、メンバーを信用していないし。でも、Mステさんは心が広い。リハでは触りくらいにして、本当に演奏するのは本番まで取っておく。歴史の目撃者になってください」と話した。