舘ひろし(67)が24日、ザ・プリンスパークタワー東京でディナーショーを行い、人生初のコスプレ、サンタクロース姿を披露した。アンコールで77年シングル「朝まで踊ろう」が始まると「真赤なドレスと-」の歌詞そのままに赤いサンタの服で登場。「だから嫌だって言ったのに」と照れつつ、「クリスマスを僕と過ごすなんて申し訳なくて。楽しんでいただければそれが一番」と沸かせた。

 今年は石原裕次郎さんの没後30年ということで、裕次郎さんの代表曲「嵐を呼ぶ男」などを歌った。せりふの部分は裕次郎さんの声を流すコラボで聴かせた。 舘は「裕次郎さんは歌がうまくて天才。レコーディングは5回しかしなかったんですが、この間、まき子夫人が『裕さんはレコーディングの前の日は家で練習してたのよ』と言っていて、見えないところで努力していたんだなあ」と思いをはせていた。

 自分のヒット曲「泣かないで」のほか、クールス時代の仲間、水口晴幸(65)と40年ぶりに「紫のハイウェイ」も歌うなど、都内初のディナーショーで全14曲を披露。舘は「僕だけが楽しんじゃって、皆さんも楽しんでる? 大丈夫?」と、何度も声を掛けるほどノリノリだった。

 この日のディナーショーに向け、リハビリ中の渡哲也(75)からは電話で「頑張れよ」とエールをもらったという。会場には神田正輝(67)徳重聡(39)も駆け付けた。舘は「来年も走り続けていきたい」と決意を語った。