俳優鈴木亮平(34)が、主演するNHK大河ドラマ「西郷どん」(7日スタート、日曜午後8時)の放送前に、同作への思いを語った。
-まずは、演じる西郷隆盛の魅力をどう感じているのか
鈴木 僕は共感力と呼んでいますが、相手の気持ちになれる力がずばぬけていた人だと思っています。相手の痛みを自分の痛みのようにとらえ、相手の喜びを自分のことのように感じることができる人。
-いろんな俳優が演じている人物。鈴木らしい西郷をどう打ち出すのか
鈴木 世間や僕のもっていたイメージの、どっしり構え、動じなくて、無口で男っぽいところとは、かなり違ったキャラになっていると思います。史実にもあるのですが、とにかく、よく泣きます。相手が困っていると一緒に泣く。あとは走ります。走って汗をかいて、泣いて笑って叫んで、エネルギッシュな西郷が描かれます。
-実際に撮影に入って、考えていた大河の現場は想像通りか
鈴木 大河はずっとやりたかったので、その意味では少し心の準備ができていたというか。なので、現場に入って、プレッシャーとか緊張がびっくりするくらいなくて。ある種、あまりに関わっている人が多く、大きすぎて、自分1人が頑張っても仕方ないなという感じなので、いい意味で力が抜けているのかもしれません。また、想像どおりと思ったのは、作っている僕らだけでなく、地元の鹿児島の期待、同地を盛り上げることにも関わってくる。その辺も全部背負っていかないといけないプロジェクトの大きさ。やはり大河はすごい。あと共演者の方々は、大先輩だったり、第一線の人ばかり。毎日刺激をもらっています。
-大先輩に囲まれていても座長の立場でもある
鈴木 何となく、この年齢になって分かってきたのは、無理してもばれてしまうなと。無理しても1年以上あるし、底が見えます。逆に自分のできないところを積極的に見せて、許してもらって、そこから結果的に愛されていければいいなと。
-鹿児島弁の訓練も大変そうだが
鈴木 基本的にNHKに1歩入ったら、すべて鹿児島弁でしゃべっています。中途半端な鹿児島弁ですけど、おそれずにしゃべっています。現場での会話は怪しい鹿児島弁。地元の人が聞いたら適当と思うかもしれませんが、そういうことが大事だと思っています。本番では、ほぼ完璧に近い形で仕上げる自信はあります。
-台本を読むと愚直な設定。見てほしいと思うのはどのあたりか
鈴木 本気度で勝負していきたい。実際にその場にこの人間がいたら、ここまで必死になるぞというところ。
-本気度とは
鈴木 演じるのではなく、その人を本気で生きる。明日死ぬかもしれないという危機感を抱えていた人。そうすると、人はこれだけ本気になりますよという緊張感を画面に出したい。
-最後に2018年をどういう年にしたいか
鈴木 18年は身も心も『西郷どん』にささげたい。西郷隆盛として生きる1年にしたい。



