アイドルとプロレスの融合を目指したアップアップガールズ(プロレス)が4日、東京・後楽園ホールでデビュー戦を行った。

 アップアップガールズ(プロレス)はミウ(17)ヒナノ(19)ヒカリ(19)ラク(19)の4人組。昨年5月末にプロジェクトが発表され、2カ月半のオーディションを勝ち抜いた4人で結成された。

 この日、東京女子プロレス後楽園大会の第1試合でミウ・ヒナノ組対ヒカリ・ラク組の20分一本勝負タッグマッチとして全員がデビューした。試合は8分55秒、ミウのカナディアンバックブリーカーでヒカリがギブアップ。ミウ・ヒナノ組が勝利を飾った。

 ハーフタイム明けにはアイドルとして、この日発売のオリジナル曲「アッパーキック!」を披露した。

 勝利を収めたミウは「勝てたので自信につながりました」と振り返り、「改めてデビューしたんだと実感しています」と勝利をかみしめた。ギブアップをしたヒカリは「ずっとプロレスラーになりたかったので、夢がかないました」といい、「今まで勝敗がハッキリすることは避けて来ましたが、プロレスはハッキリするものなので負けて悔しいです。次は勝ちたいです」と悔しさを口にした。

 アップアップガールズ(仮)メンバー全員も応援に駆け付けた。古川小夏(25)は「プロレスは私たちが出来ないことなのでリスペクトしますが、アイドルとしては負けられないし、まだまだなのでビシビシ鍛えていきます」と話した。

 アップアップガールズ(プロレス)の目標はアイドルとして単独日本武道館公演、プロレスラーとして日本武道館メインイベント出場だ。アップアップガールズ(仮)の新井愛瞳(20)は「どっちが先に武道館に立つのか、今日から競争が始まります」とアピールした。