Sexy Zoneのマリウス葉(17)を、最近3年間で3回取材する機会があった。育ち盛り、体も心も目に見えて大きくなっている。

 昨年はNetflix(ネットフリックス)のオリジナルドラマ「フラーハウス」(昨年12月から配信)に出演。8月にはハーバード大学で開催された高校生向けのセミナーに参加し、世界28カ国から来た同年代の青年と交流した。

 こうした海外体験を通して、日本語、英語、ドイツ語を話すトライリンガルとしての持ち味を再確認。「自分の進む方向が少し分かった気がします」という。

 父親はドイツ人、母親は元宝塚の■明(よう・あきら)で、黒木瞳や真矢みきが同期生だ。

 「Sexy Zoneのコンサートには、お母さんとお友達がよく見に来てくれて、後でいろいろダメ出しされるんです」と苦笑する。

 宝塚のそうそうたる面々がマリウスを囲んで、ああだこうだ言うさまは、はたから見ればむしろコミカルな図式だが、文字通りプロの目で論評されるわけだから容赦がない。2、3年前まで本人はこれが嫌でしょうがなかったという。

 「最近変わりましたね。ありがたいと思えるようになりました。今では逆に自分からダメなところを聞くようになりました」

 向上心が芽生え、これも進歩の証なのだろう。

 身長は現在183センチ。ジャニーズ・アイドルの中では頭ひとつ飛び出る高さだが「メンバーの(中島)健人クンは『マリウスはスタイルを生かしてスーパーモデルを目指せばいい』と言ってくれて、ちょっとその気になってます」と笑う。個性派ぞろいの中で、ひときわユニークな色合いを増しつつあることは確かだ。

※■は火ヘンに華