NGT48北原里英(26)が6日、大阪市内で主演映画「サニー/32」(白石和弥監督、17日全国公開)の先行上映会の舞台あいさつを行った。中学校教師役で拉致、監禁され暴行される過激な場面にも挑戦した。

 昨年2月、新潟の雪山から海の家まで過酷な環境で撮影を行った。「4回も死にかけた」という北原は「命の危険を感じるというか、生きるのをあきらめる瞬間が何回かあった」と打ち明けた。映像の中で4回のうち3回は危ないシーンが分かるというが「1カ所は分からないシーンがある。みなさんに見つけてほしいな」と呼びかけた。

 “死にかけロケ”に舞台あいさつに出席した白石監督は「みなさん、信じちゃだけですよ。危険なところも多少はあったが、安全を確認して、後はがんばれって」と体当たり演技をしっかりサポートしたことを明かした。同監督によると、撮影中、北原は「ずっと小声で『がんばれ私、できるよ私』ってささやいていた」という。自らのエールに北原は「言っていたんでしょうね。記憶がないくらい追いつめられていた」と振り返った。

 最後に「バイオレンスだけでは終わらない、1秒先が読めない映画です」とPRした。