米国時間の7日、最新作「ミッション:インポッシブル フォールアウト(原題)」(7月27日全米公開予定)を撮影中のトム・クルーズ(55)とパラマウント・ピクチャーズが、ヘリコプターでの命がけのスタント映像の一部や、撮影の裏側を披露するビデオを公開した。

 プロデューサーのジェイク・マイヤーズ氏は同ビデオの中で、クルーズ演じるイーサン・ハントがヘリコプターを操縦しながら飛んでいるところを、ヘンリー・カヴィル演じるキャラクターが爆破しようとするシーンが、特殊なカメラ装置により撮影されたと明かした。

 13台のヘリコプターが一度に空を飛ぶ中での撮影は、「失敗すれば、誰かが死ぬ」という状況で、クルーズのスタントをさらに危険なものにしたという。スタント・コーディネーターのウェイド・イーストン氏は、クルーズの勇気と撮影への貢献を賞賛。クルーズも同日、インスタグラムで、「ずっと、こんなシーンをやりたかった」と語った。

 昨年8月、ロンドン市内で行われたスタントシーンの撮影で、壁に激突し、足首を骨折するケガを負ったクルーズだが、今回のスタントは順調に進められたという。

 クルーズによる超絶スタントシーンが目玉となっている「ミッション」シリーズ。クルーズは2015年のインタビューでも、「観客をキャラクターと一緒に、そのシーンに巻き込めることなら、何でもやりたい。どんなに大変なことでも!すべて、カメラの前で生でやりたいんだ」と語っていた。シリーズ6作目となる本作でも、スリルと迫力満点のシーンが期待できそうだ。日本公開は8月3日の予定となっている。(ニューヨーク=鹿目直子)