テレビ朝日系「ラストアイドル」(土曜深夜0時5分)のオーディションバトルに勝利し、結成された女性アイドル7人組ラストアイドルの長月翠(17)が、「因縁の相手」との仲直り?に成功した。

 ラストアイドルは14日、東京・台場のZepp TOKYOで、第2ユニットを含めた5組の「ラストアイドル・ファミリー」で初の単独コンサートを開催した。正規メンバーを決めるバトルを勝ち抜いたラストアイドルの7人には、ソロで楽曲を歌うチャンスを与えられ、長月はバトルで歌ったことのある乃木坂46の「ハルジオンが咲く頃」を披露した。

 番組で披露した際の映像が場内画面に流され、長月は「バックの映像が超エモい(感動的)」と感激していたが、客席に番組の審査員がいることを知らされて絶句した。バトルの審査で自分を落としたことのある、プロインタビュアー吉田豪氏がいたためで、長月は「なんでいるの!」と警戒心をむき出しにした。

 吉田氏ら審査員は、7人のソロ歌唱のジャッジをするため会場に呼ばれており、この日は吉田が独断で審査を一任された。「今日くらいは、いい思い出で帰して欲しい」と祈る長月に、吉田氏は「2人、いい人がいる。どっちが正解か分からない」とじらした末「勝者…長月翠!」と名前を読み上げ、場内から大歓声が上がった。

 長月は挑戦者の蒲原令奈とのバトルで、ジャッジを務めた吉田氏から負けを宣告され、正規メンバー争いから脱落していた。長月が当時、ユニット屈指の人気メンバーになっていたことなどから、ネットで大炎上。蒲原がのちにメンバーの座を辞退したため、敗者復活戦に勝った長月が、暫定メンバーに復帰した経緯があった。

 今回の勝利で、特典として「FLASHスペシャル」でのグラビア掲載も発表された。長月は「(グラビアも)吉田さんに選んでもらえたのもうれしい。大好きで~す!」と、因縁も忘れておちゃめに感謝していた。