池松壮亮(27)がテレビ東京系ドラマ「宮本から君へ」(4月6日スタート、金曜深夜0時52分)に主演し、仕事や恋に奮闘する新人営業マンを演じることが5日、分かった。

 90年から94年まで「週刊モーニング」(講談社)で連載された漫画家新井英樹氏の同名コミックのドラマ化。同作は堀江貴文氏や作家伊坂幸太郎氏らが熱心なファンとして知られる。池松は営業スマイルができない不器用な文具メーカーの新人営業部員、宮本浩を演じる。妥協が許せない性格で仕事はいつも空回り。駅で一目ぼれした女性にも声を掛けることができない。

 原作に大きな影響を受けた池松は宮本について「自分の中では伝説的な人。生き様を尊敬しています。自分にやれる器があるのか毎日疑いながら自分に問いながら演じました」。

 落ち着いた役柄を演じてきた印象が強いが、今回は熱血サラリーマン。自分の中に「微々たる素養があったんでしょうね」という一方で「これだけキャラクターに引っ張られることは今までなかった。ボロボロになりながら駆け抜けることができたと思います」。

 10年NKHドラマ「15歳の志願兵」以来8年ぶりの丸刈り姿も披露する。「『宮本から君へ』以外ではそんなことをしなかったでしょう。やらなかったら(宮本役を)やっちゃいけないと思います」と話した。