大泉洋(44)が18日、都内で、ゲスト声優を務めた「映画ドラえもん のび太の宝島」の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。

 ドラえもんとのび太に対面した大泉は、「私いま、世界でいちばん尊敬してるの、あなたですよ」と羨望(せんぼう)のまなざしでのび太を見つめた。宝島を目指すのび太たちの行く手を阻む、海賊船の船長シルバー役での出演。「めちゃくちゃかっこよかった。あんなところから落ちて、よく生きたね。海賊役の私も思わず『バカな、死ぬぞ』って言ってましたからね。今いちばん強い男です」とたたえた。

 主題歌と劇中挿入歌は星野源(37)が担当した。この日はレコーディングのため舞台あいさつには出席できなかったが、作品への思いや制作陣への感謝をつづった手紙がお披露目された。

 さらに手紙は続き、先日ニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」(火曜深夜1時)にドラえもんがゲスト出演した際、映画を見た大泉が泣いていたと聞いたドラえもんが、「大泉さんって、涙が出るんですか?」と驚いていたことも暴露された。

 舞台上で衝撃の事実を知らされた大泉は、憤慨した様子で「ネットのニュースになってましたよ。『血も涙もない男』みたいな感じで。あなた、よくもそんなこと言いますね?」とドラえもんに詰め寄る始末。落ち着きを取り戻すと「ドラちゃんがまず深夜(のラジオ)に出ちゃダメ。仕事選ばなきゃ」と諭し、「ドラえもんに詰め寄った初めての男なんじゃないかな」と笑っていた。

 舞台あいさつにはサバンナ高橋茂雄(42)も出席。「映画ドラえもん」には前作に続いての出演となったが、「マスクも帽子もかぶらず、堂々と劇場に見に行ったんですけど、誰も『出てましたね』って言ってくれないんですよ。『高橋さんですか』は言われるんですけどね」と、自身の声だと気づいてもらえないことに落胆していた。