TOKIO松岡昌宏(41)が草笛光子(84)と5年ぶりに舞台共演することが19日、分かった。2人芝居「新・6週間のダンスレッスン」(9月29日初日、東京・よみうり大手町ホールなど)で、孤独な2人が、年齢差を超えて、心を通わせていく絆と交流を描く。松岡は、草笛演じる主人公で夫に先立たれたリリーのダンスパートナーとなるマイケルを演じる。

 2人は13年「ロスト・イン・ヨンカーズ」で親子を演じた。今回は、06年の日本初演からリリーを演じている草笛が相手役として松岡を熱望した。「一緒に舞台に立っている時から、この人はマイケルだと思っていました。過去の作品も見ていただき、ずっとアプローチしていました」とラブコールを送り、共演が実現した。

 作品の設定では、リリーが68歳、マイケルが45歳。実年齢も43歳の年齢差がある2人が、タンゴなど激しいダンスに挑戦。体を密着させる場面もある。松岡は「5年ぶりに共演できるうれしさがあります。普段『ママ』と呼ばせていただいており、チャーミングな印象がありますが、舞台の幕を閉じた後の姿が本当にかっこよくすてきです」。また「楽しく新しいものを作りましょう、とお言葉いただいたので、この2人だからこそできる新しい作品を作りたいです」と意気込んでいる。

 草笛は「今までは『ママ』と呼ばれてきたけど、これからはママと呼ばせないつもりです」と話している。