宝塚歌劇団月組公演「カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-」「BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-」が30日、東京宝塚劇場で初日を迎えた。公演を前に同日、公開稽古が行われた。

 「カンパニー-」で、誠実なサラリーマンを演じるトップ珠城りょうは「(主人公は)関わっていく1人1人にまっすぐに向き合っている。私も常日ごろ、1人1人に向き合いたいと感じている」と話し、共感を覚えたとした。

 「BADDY-」は、近未来が舞台で、地球に月の悪党が侵入するストーリー仕立ての異色のショー。珠城自身も「台本をいただいても、どう仕上がるのか想像がつかなかった」と言うほど。不安もあったというが、本拠地での手応えを十分に得た。「初日の反応は新鮮で楽しかった。とにかく体当たりでやってみる」と、東京公演への意気込みを語った。

 5月6日まで。