アーノルド・シュワルツェネッガー(70)が緊急の開胸手術を行ったが、手術は成功し、容体は安定していると、広報が米国時間の30日発表した。

 シュワルツェネッガーは29日、ロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ病院でカテーテル大動脈弁置換術を受けるところだったが、合併症を起こしたため、医師らが緊急の開胸手術が必要であると判断したという。シュワルツェネッガーは1997年、大動脈弁留置術を受けている。

 シュワルツェネッガーの広報は30日、ツイッターで、「先天的な心臓の欠陥により、1997年にすでに置換した肺動脈弁を、再び取り換える手術を受けた」と説明。肺動脈弁置換術を行った患者は生体弁の寿命に伴い、再度の弁置換術が必要になるとされている。

 広報はさらに、「彼は意識が戻り、最初の言葉は”I’m back(復活したよ)”だった。非常に元気だ。手術は成功し、回復に向かっており、容体は安定している」とコメントした。(ニューヨーク=鹿目直子)