セクハラ疑惑を報じられ、就任予定だったフジテレビ系新報道番組「プライムニュース イブニング」(今月2日スタート)を降板した元NHKの登坂淳一アナウンサー(46)が、今日10日発売の「婦人公論」で降板騒動後初めて、メディアのインタビューに応じている。「(相手の女性に)どれだけ謝罪しても謝罪しきれない」と、反省の弁と謝意を示した。

 上品な顔立ちから「NHKの麿」と呼ばれた登坂アナは今年1月に退局、大手芸能プロに所属しフリーに。しかし同月、一部でNHK札幌放送局在籍時のセクハラ疑惑を報じられ、番組への降板を申し出た。

 同誌ではセクハラ疑惑についても説明。11年6月の番組打ち上げ食事会の際、体調が悪くなり壁に頭を強打してうずくまった時、その女性から「大丈夫ですか?」と声をかけられたという。その時「彼女が『セクハラを受けた』と感じるような行為をしてしまったのです」と告白した。

 日ごろから、セクハラやパワハラに注意をしていたというが、登坂アナは「心身ともに相当弱っていました」。当時、視聴率競争のプレッシャーや仕事増大などから精神的に不安定になっていたことも原因かもしれないとし、「ずっと反省し、悔やんできた」と話している。

 今後について「お許しをいただけるのなら、もう1度、自分にできることを探しながらやっていきたい」と、フリーアナとしての活動継続を探っていきたい意向を明かしている。